音のタイル張り舗道。

クラシックという銀河を漂う... 

2015

モソロフ、鉄工場、だけじゃない...

音楽史におけるソヴィエトの存在を振り返ると、それは、まさに"冬"だったなと... 2019年、「表現の不自由」で、お祭り騒ぎができた、一面のお花畑、ニッポンの春からしたら、本当の意味で背筋が寒くなる。不自由、云々の騒ぎでなく、表現の自由が無い世界...…

シューベルト、18番と21番のピアノ・ソナタ。

冬はつとめて... 清少納言は、冬の美しさを象徴する一時に、早朝を挙げている。なかなか布団から出るのが難しい時間帯だけれど、そのキーンと冷えた空気、澄んだ大気の清浄さは、確かに、冬なればこそ... そういうクリアさ、嫌いじゃない。ということで、春…

"RESOUND BEETHOVEN"、若きベートーヴェンのリアルを見つめて、

何となーく、涼しくなって来たのかな?先日、8月23日が、処暑とのこと... 暑さが、一先ず、処(お)く=落ち着く、という意味らしいです。でもって、実際に、立秋(これが8月8日なんだわ... )を過ぎると、我々のいる北半球では、日照時間が短くなり始め、当然、…

アメリカ、クレオールというもうひとつの感性、ゴットシャルク。

クラシックにおいて、アメリカが存在感を示すのは20世紀に入ってから... ジャズ・エイジの申し子、ガーシュウィン(1898-1937)、マシーン・エイジの"アンファン・テリヴル"、アンタイル(1900-59)が、第一次大戦後のヨーロッパで旋風を巻き起こし... シェーン…