音のタイル張り舗道。

クラシックという銀河を漂う... 

2017

ヴァインベルク、室内交響曲。

2019年は、ヴァインベルクの生誕100年のメモリアル。だったのですね... 年明けてから気付きました。で、凹んでおります。毎年末、来年、メモリアルを迎える作曲家には、誰がいるのかなァ~ と、ワクワクしながら調べるのですが、まさか、ヴァインベルクを見…

2019年、今年の音楽、リヒャルト・シュトラウス、『ばらの騎士』。

今年の漢字、"令"でしたね。いやはや、皆さま、考えてらっしゃらない。令和で、"令"だなんて、もうちょっと2019年がどういう年だったか、考えてみませんこと?などと、突っ込まずいられないのは、例年のことか... ということで、今年も、選びます。音のタイ…

コミタス、生誕150年、アルメニア、苦難の果てのイノセンス...

テジュ・コール著、『オープン・シティ』という本を読んでいます。不思議な本です。ニューヨークに住む精神科のインターンの先生(かなりのクラシック・ファン!)が、今に続く世界の様々な傷跡をなぞり、意識の中で漂泊する、小説のようで、小説じゃないよう…

ショパンを"Ghosts"として見つめたなら... 前奏曲集。

国民楽派のスターたちを輩出したチェコに、遅れて来た音楽大国、ロシアと、東欧の音楽は、ローカルながら、実に表情豊かで、西欧とは一味違うおもしろさに充ち満ちている!ところで、チェコとロシアのその間、ポーランドは?盛りだくさんの両隣に比べると、…

フランス革命に翻弄されたピアニストの肖像、モンジュルー。

もし生きる時代を選べたら... いつの時代を選ぶだろう?つい、いろいろ夢想してしまう。が、そんなことが叶う人間なんて、誰一人としていない。いや、今、改めて音楽史を振り返ってみると、選べないことの無常を、ひしひしと感じてしまう。モーツァルト(1756…

新しい時代の始まりに... 戴冠ミサ。

改まりまして、おめでとうございます。って、もうなんか、お正月のスペシャル版みたいな心地で迎えております、5月1日。テレビで、カウント・ダウンの中継を見ながら、すっかりテンションも上がってしまいました。いや、本当に良い時代になって欲しい!令月…