音のタイル張り舗道。

クラシックという銀河を漂う... 

2018

ベルリオーズ、メガロマニアックの先の壮麗... レクイエム。

大嘗宮、見学、行ってきました!すんごい人で、えげつなく押し合いへしあいの熾烈な撮影大会(嗚呼、ワタクシもそのひとりになってしまった... 反省... )の必死さに、ありがたさもどこか吹っ飛んでしまうようではありましたが、大嘗宮、そのものは、実に、実…

ラモーからグルックへ... 奇怪、地獄巡りのミサ、"ENFERS"。

近頃、「ヴィンテージ」とか、「昭和」とか、そういったワードが、何かと視野に入って来る。もちろん、ポジティヴな意味合いで... 時代遅れを乗り越えた古さは、思い掛けなく新鮮に映ってしまう魔法!リヴァイヴァルって、おもしろいなとつくづく思う。そん…

我らに平和を与えたまえ、三十年戦争の音楽。

明日、8月15日は、終戦の日。ということで、改めて、平和について見つめてみたい。というのも、今、世界は、不穏過ぎるほど不穏だから... 戦争への緊張感は各地で高まり、紛争ならばすでに常態化し、国と国の対立が驚くほど安易に煽られ、21世紀、「平和」が…

フランス革命前夜とその後で、パリ、交響曲の諸相...

さて、昨日は、フランス革命記念日、パリ祭!つまり、おめでたい日。が、歴史をつぶさに見つめれば、おめでたいとばかりも言えないフランス革命(画期的だった人権宣言、理想に輝いていた自由、平等、博愛の精神は、あっという間に吹き飛んで、暴力と破壊と混…

ゴシック、大聖堂という宇宙を見つめる...

今、改めて、ヨーロッパの中世を見つめ直すと、何だか訳が分からなくなってしまう。つまり、それは、これまで、如何に"中世"を軽く見てきたかの表れでございまして... 反省... ということで、中世が覚醒する頃、ロマネスクの時代(11世紀から12世紀... )の表…