音のタイル張り舗道。

クラシックという銀河を漂う... 

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

"RESOUND BEETHOVEN"、戦時下のベートーヴェンを追って、

間もなく8月が終わります。いやはや、温暖化の夏の強烈さが身に沁みる日々でありました。それでいて、大気ばかりでなく、世界も、日本も、やたら熱くなって、炎上しまくった日々でありました。身体ばかりでなく、精神的にも夏バテを起こしてしまいそうな惨憺…

"RESOUND BEETHOVEN"、若きベートーヴェンのリアルを見つめて、

何となーく、涼しくなって来たのかな?先日、8月23日が、処暑とのこと... 暑さが、一先ず、処(お)く=落ち着く、という意味らしいです。でもって、実際に、立秋(これが8月8日なんだわ... )を過ぎると、我々のいる北半球では、日照時間が短くなり始め、当然、…

ニューヨーク、ライク、RADIO REWRITE...

暑いと、つい、さっぱりしたものを選びがちに... ということで、ここのところよくそばを食べております。お気に入りは、家で、簡単、冷やしたぬき!どんぶりに、だしの素、1袋、砂糖、小さじ1、こぶ茶、小さじ1に、お湯を注ぎ、蓋をして、少し置いたら、麺つ…

カリフォルニアのアダムズのドライヴ、ROAD MOVIES...

wikiで、「ジョン・アダムズ」を調べると、曖昧さ回避というページが出て来る。つまり、wikiには、ジョン・アダムズという名前の人が、複数いる、ということ... 例えば、2人のアメリカ大統領、バウンティ号の反乱の生き残り、海王星を発見した天文学者、R&B…

アラスカのアダムズ、砂漠へ、BECOME DESERT...

我々にとっての暑さの問題は、やっぱり湿度だと思う。目には見えない空気中に漂う微細な"水"が、夏の暑い日差しに熱せられて、じっとりと纏わり付いて来る日本の夏... サウナの中にいるようだ、とはよく言ったものだ。けれど、実際は、人間が、目に見えない…

我らに平和を与えたまえ、三十年戦争の音楽。

明日、8月15日は、終戦の日。ということで、改めて、平和について見つめてみたい。というのも、今、世界は、不穏過ぎるほど不穏だから... 戦争への緊張感は各地で高まり、紛争ならばすでに常態化し、国と国の対立が驚くほど安易に煽られ、21世紀、「平和」が…

ベルリオーズ、イタリアのハロルド、私小説としての交響曲。

暑いですね。もうすぐ人体自然発火が報告されそうなくらい... だからでしょうか?近頃、あっちでもこっちでも炎上していて... というより、もはや炎上上等!対馬海峡のあちら側など、戦中の日本かと思うような国策民族主義で焚きつけて、本当に21世紀?と耳…

チャイコフスキー、4番、激情の果てのドラマとしての交響曲。

先日、『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』(ドニー・アイカー著)という本を読む。表紙に躍る「死に山」の文字のインパクトが、怪談の季節にぴったり?で、ホラー映画(『ディアトロフ・インシデント』は、後日談として描かれるの…

シベリウス、1番、未純化な状態が生む情念の交響曲。

この間、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子著)という本を読む。「出会い系」という響きが、なかなかスパイシーなのだけれど、そういうスパイシーさとは裏腹に、斜陽産業、"本"業界で、苦闘…

ルトスワフスキ、ポーランドのモダニズムにおけるダンディズム...

さて、今年、日本とポーランドは、国交樹立100周年を迎えました。というわけで、モニューシュコ、ショパンと、ポーランドの作曲家を聴いて来て... いや、正直に申しますと、先ほど知りました、100周年(小声... )。いやいや、100周年云々に関わらず、実に興味…